【田倉牛神社】備前市 牛を供える?岡山の珍しい神社

こんにちは!

今回は、

岡山県備前市

田倉牛神社に行ってきました!

田倉牛神社について

岡山県備前市に位置する田倉牛神社。
兵庫県との県境の備前市ですが、一番に思いつくのは”備前焼”だと思います。

備前市は大きく、備前エリア・日生エリア・吉永エリアに分かれています。

・備前エリアは“旧閑谷学校”“藤公園”など。旧閑谷学校は11月の紅葉の時期、毎年ライトアップも行っており、藤公園は4月下旬~5月上旬には全国各地から100種類ほどの藤が咲くどちらとも和気町を代表する観光地です。

・日生エリアは日生町漁協の魚市場 “五味の市” が有名。また日生といったら一番に思いつくのは牡蠣ではないでしょうか?

・吉永エリアは備前市の中では一番北部。“八塔寺ふるさと村”が観光地として知られています。映画”黒い雨”、テレビドラマ”八ツ墓村”や”火垂るの墓”のロケ地となったこともあるみたい。私はまだ行ったことがありません。

今回は八塔寺ふるさと村からはかなり離れていますが、同じ吉永エリアの備前焼の牛像が奉納されている珍しい神社田倉牛神社』の紹介をします。エリアは違いますが旧閑谷学校が近く車で約10分です。


世にも珍しい神社

岡山県にも色々と珍しい神社がありますが、この田倉牛神社では牛の像がご神体として祀られています。
その「牛の神様」を祀る田倉牛神社には正月、五月、九月は大祭であり、他の月の5日は小祭です。
特に正月5日は初詣ということで近郊からたくさんの参拝者で境内がうめつくされます。



お詣りする人は備前焼の小牛を供える風習があり、

○ 祈願、お供え用の牛馬像を準備。
○ 牛馬像を1体をご神体の鎮座する牛塚に奉納し祈願。
○ 代わりに牛塚より1体を選んで持ち帰る。

○ 2回目のお参りは持ち帰った1体と新しい牛馬像を準備し2体を添えて奉納、感謝、祈願するといった
このようにとても独特な参拝方法 です。


由来は古代易道思想と共に疫病神として渡来したと伝えられています。
奉納された備前焼の牛馬像が無数に積まれそれが神座となっています。
飼牛の病気平癒を祈願する人も多いが、昭和初期頃からは次第に一般的な五穀豊穣、家内安全、結婚、就職、入試、交通安全、商売繁昌などと時代の流れとともに祈願の対象が変化しています。(境内の案内より参照)

アクセス

岡山駅からは車で1時間弱、ほとんど兵庫県との県境に位置しています。
岡山からはまあまあ遠いですが目的地までは細い道もなくアクセスはしやすいです。

駐車場

駐車場はおそらく2ヶ所。
踏切をわたって神社に行きますがその踏切の前に1つ。その先にもう1つ(兵庫方面)
結構広い駐車場です。


境内へ

踏切を越えるとすぐ鳥居が見えてきます。

境内すぐの建物でお供え牛を購入できます(お線香、ローソク付き 1000円)

購入して歩くとでかい牛の神様がお出迎え、


牛神社、牛神会館、大仙社と一周できるみたいです。

まず目指すのは牛神社、少し急な階段を登ってすぐです。


事前に写真で見た以上にすごい神社でした。
無数の牛が奉納されている牛塚。
牛塚だけではなく神社の中は牛だらけ、その数10万、20万だとか、、、

正月は牛の交換が毎年の恒例行事になっている人が多く、かなり混み合うみたいですね。


ちょっと一人では心ぼそい道を歩くと牛神会館に到着


こちらは大仙社。ここにも牛像が奉納されていました。


入口に鳥居はあるものの神殿がない一風変わった田倉牛神社。
境内はとても綺麗に管理されており地元民から愛される牛神様、

ぜひ一度足を運んでみてはいかがですか?

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