今回は、
岡山県真庭市蒜山
GREENable HIRUZEN(グリーナブル蒜山)について紹介します。
蒜山高原センター・ジョイフルパークの向かい側に突然現れたでかいモニュメント。
オープンしたのは去年(2021年)の7月15日。
GREENableというのはブランド名で真庭市と阪急阪神百貨店が立ち上げたブランド。
自然や緑の「GREEN」と持続可能な「Sustainable」を組み合わせた造語です。
持続可能な社会「SDGs」の達成に向け、優れた取り組みを行う都市「SDGs未来都市」というものに選定された岡山県・真庭市。
ここ数年でよく耳にする「SDGs」の取り組みとしてこのGREENable蒜山が誕生したみたいです。
目次
最近よく耳にするようになったSDGs(sustainable development goal)。
直訳すると持続可能な開発目標。はっきり言って和訳してもよくわからない…..
このSDGsの目標は17個あり、これは2015年国連サミットで採用され2030年までの15年間という長い期間をかけて達成したい国際的な開発目標。
その17の目標には、
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を…..などスケールがとてもでかい、日本だけではなく国際的なクオリティの向上を目指しています。
ざっくりと「地球の限りある次元を大切にし、循環させながら使用して行こう」「地球の美しい風景や環境を未来まで残そう」と願いが込められているみたいです。
私もよく意味までわかっていなく知らなく色々ネットで調べて理解を深めました。
この大きいモニュメントは「風の葉」というみたいです。
元々は東京にあった建物「CLT PARK HARUMI」を移築したもの。
「風の葉」に使われているCLTは岡山県真庭市産材のヒノキを材料として真庭市の工場で作られ、東京の晴海という地域に使われた後に蒜山に運ばれ再築されています。
国立競技場を手掛けたことで有名な隈研吾さんの設計です。
直交集成板というらしく木材を縦と横に交互に重ねたパネルのこと。→HP
ヨーロッパを中心に発展したらしい。軽いのにコンクリート並の強さ、耐震性、断熱性などのメリットがあります。
CLTは間伐材などを組み合わせた板も利用されています。
間伐材とは森林の成長過程で密集化する立木を間引く間伐の過程で発生する木材のこと。
この間伐を行わないと太陽の光が入らなくなり下草が生えず雨による土砂災害などの原因にも…
従来、建築資材として価値が低いものですがCLTに使われることによって需要が増え、林業が活性化、森林資源を循環することで森林の再生にもつながります。
また間伐材は本来、工業製品になりにくいのを再利用しているってことはエコにもなる。
SDGsの目標の
11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任 つかう責任
森の環境を守ることで
13 気候変動に具体的な対策を
15 陸の豊かさもまもろう
などにもおそらく関係があるのかな?
真庭市はCLTが盛んな地域であり風の葉を東京で解体して蒜山で建て直し(再利用性)することで世界にSDGsをアピールしたいと考えています。
同じ敷地内にサイクリングセンターがあります。
あまり蒜山でサイクリングをする人は少ないのでは?
蒜山高原をぐるりと一周できる自転車道路が整備されています(30km)
この蒜山の景色をみながら自転車をこぐのは楽しそうです^^
ここにきての私のおすすめはビジターセンター
GREENableのコンセプトに共感する企業と連携し、誰でも気軽に取り入れることができるサステナブルなコンテンツ、持続可能なライフスタイルを提案する商品を取り扱っています。
この商品はどう言ったSDGsの取り組みをしているのか商品紹介を見てまわるのが面白い^^
私は今回は玄米カイロを買いました。
一つ一つ手作りで作られている玄米カイロ。
フードロスに着目。
創業者の方は岡山県で200年続く米農家を形をかえて継げないかと考え玄米を利用したカイロやORGANIC OILなどを開発し『LE LION (ルリオン)』というブランドを立ち上げています。→HP
・玄米カイロは岡山県の契約農家で、減農で作られた玄米だけを使用
・布は国産コットンを使用
私が購入したのはhot eye pillow(玄米カイロアイピロー):2,780円(税込)
その他にもいろいろな大きさの玄米カイロ。
・hot pillow(玄米カイロ大サイズ):5,480円
・hot neck pillow(玄米カイロネックピロー):6,480円
・hot ankle pillow(玄米カイロアンクルピロー):6,480円
使った感想としては、
何回も使えるし目にも心地よい暖かさ、玄米のほのかな香りも良くてリラックスできます。
米の重みがあるので目にもぴったりフィット。
意外と長時間熱を保つのでそれも嬉しい^^
『フードロス』を考えているのでSDGsの取り組みとしても
2.飢餓をゼロに
13.気候変動に具体的な対策を
おそらくこの辺りに関わってくるのかな?
GREENable HIRUZENに来た際にはぜひ立ち寄ってみてください。
ビジターセンターにつながっている蒜山ミュージアム。
現在は第4回展覧会 「山部泰司展 光る風景、動く山水 真庭編」をしています(2022.7.16(土)-2022.12.4(日))
今までには隈研吾展、柴川敏之展がしていました。
定期的に展示するものが入れ替わります。
料金:一般(高校生以上) 1人300円、中学生以下 無料
休館日:毎週水曜日(祝日の場合は翌平日)
営業時間:9:00〜17:00(入場は16:45)まで
ただ興味本位で立ち寄ったこの大きい建物には色々な意味や取り組みがありました。
SDGs、サステナブルについて知るいい機会にもなりました。勉強にもなりました。
ぜひ蒜山に来た際には立ち寄って欲しいスポットです。
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